フードバンクとは

 

フードバンクとは、賞味期限内でまだ食べられるのに、印字ミスや箱の破損などで販売できない食品を企業から寄贈していいただいたり、また生産者や市民から提供をしていただいた食料を、生活困窮者や児童・障がい者施設などに無償で提供する活動やそれを行う団体のことをいいます。

フードバンクは全国で広がりつつあります。

ザ・ピープルではこれまで衣類のリサイクル活動の中で、東日本大震災の被災者や生活困窮者への支援として衣類の提供を相談窓口との連携のもと行ってきました。この形をさらに進めて生活困窮者が立ち上がるお手伝いをするため、フードバンク事業に着手しました。

フードドライブとは

食べることに困っている人たちへ食べ物を届けたい。

いただき物や買いすぎてしまったもの、何らかの理由で流通にのらないものなど、保管されたままの食料品をフードバンクなどを通じて地域の生活困窮者や児童・障がい者施設などに寄付する活動・・・それが【FOOD DRIVE(フードドライブ)】です。

※「ドライブ」には「運動・キャンペーン」という意味があります。

学校や職場、いつも交流している身近な方々で食料支援をはじめてみませんか?

子供の貧困や生活困窮者が増えている

日本の子どもの貧困率は戦後最大の16.3%となってしまいました。

1日の食事が「給食だけ」の生徒もいます。「おにぎり食べたい」と日記に書き残してなくなった52歳の失業男性(2007年北九州市)。「もっとおいしい食事をさせてあげたかった」というメモを残して3歳の子どもと一緒に亡くなった28歳のDV被害女性(2013年大阪市)。公営住宅強制退去の日に、必死に守り続けてきた中2の一人娘を絞殺し、4日前に撮ったビデオを見終わったら死のうと思った44歳の母(2014年銚子市)。西日本のスーパーで、空腹に耐えかねての万引きで補導された僅か3歳の保育園児(2012年)。父親は仕事で深夜まで帰らず、母親は住み込みで働き、ほぼ子どもだけのアパート暮らし。まだ幼い兄と姉にも万引きでの補導歴が複数回・・・。このような貧困による悲劇の報道が後を絶ちません。

本当に困っていても、誰か頼れる人がいなければ「助けてくれ」ということもできません。その結果、誰にも気づかれないまま飢餓で命を落としてしまう悲劇が生まれます。突然の解雇や倒産、介護や生活困窮におちいる可能性があります。しかし、支援さえあれば、そこから抜け出すこともできるのです。

子どもの貧困率 相対的な貧困率
1985年 10.9% 12.0%
1994年 12.2% 13.8%
2003年 13.7% 14.9%
2012年 16.3% 16.1%

ご提供いただきたい食料品

食料品例

  • 缶詰類(サバ缶、サンマ缶、ツナ缶、焼き鳥缶、コンビーフ缶、大豆缶など)
  • 瓶詰類(さけフレーク、そぼろフレーク、佃煮、なめ茸など)
  • レトルト食品(カレー、親子丼、牛丼、ミートソース、おかずの素など)
  • ふりかけ類(ふりかけ、お茶漬けの素などのご飯のお伴)
  • 乾物類(わかめ、はるさめ、かつおぶし、昆布、ひじき、インスタント味噌汁、スープなど)
  • バランス栄養食品類(固形クッキー、飲むゼリー)
  • 贈答品(のり、お茶、お歳暮、お中元など)
  • 菓子類(子どものおやつ)

ご提供条件

  • 賞味期限が1ヶ月以上のもので常温保存可能なもの
  • 未開封のもの

※アルコール類、自家製品(漬物等)は受け付けていません。
※日持ちがする根菜類についてはお尋ねください。

ご協力いただける企業様を募集しています

食料の提供/食料の運搬/社内でのフードドライブ・フードポストの設置/寄付金のご支援をいただけませんでしょうか?

  • コスト削減

食料提供することで食品ロスを減らし、廃棄コストを削減できます。

  • 業務効果

地域課題への企業の取り組みは新しいチャンスを生みます。

  • 社会貢献

地域社会への貢献ができ、企業のイメージ向上に繋がります。