【2018年9月13日号】 いわき震災通信(ピープル&おてんとだより)vol.1

【2018年9月13日号】 いわき震災通信(ピープル&おてんとだより)vol.1

長らくご無沙汰だった「いわき震災通信」を「ピープル&おてんとだより」と看板を架け替えて配信させていただきました。 日頃お世話になっている皆様、 長らくご無沙汰してしまいましたが、お変わりありませんでしょうか? 西日本豪雨災害、台風21号での被災、北海道胆振東部地震と、災害と隣り合わせに私たちの生活があることを何度も実感させられる日々が続いております。 皆様のお住まいの地が、そうした災害に見舞われていないことをお祈り申し上げます。 そして、もし災害の苦しみの只中におられるとしたら、心からお見舞い申し上げます。 いわき震災通信というタイトルで、東日本大震災以降ブログを配信させて頂いて参りました。 震災以降の福島県いわき市を含む浜通りエリアの状況を、ひとりでも多くの方に知って頂きたいとの気持ちで書き綴って参りましたが、 全国で災害が続く中、震災を名乗り続けることに疑問を感じ、次の号の配信をためらっておりました。 そこで、今回の配信からタイトルを変更させていただきます。今まで通り名刺を交換させて頂いた皆様の連絡先に送らせていただきます。 こちらでの管理が不十分でご迷惑をお掛けすることが無いように注意致しますが、もし問題があればお教えください。配信を取りやめさせていただきます。 もし、お付き合いを継続いただけたら嬉しいです。 今回は、全国コットンサミットin福島いわきの開催について、ご案内させていただきます。 2011年から、全国のコットン栽培並びにコットンを素材とするものづくりの関係者が、年に1度集まって情報交換を行う場が持たれています。 それが「全国コットンサミット」(https://www.facebook.com/cottonsummit)です。 その第7回大会が、10月7日(日)にいわき市いわき駅前LATOV6F産業創造館において催されます。 詳細は、https://cottonsummit-in-fukushima.com/にあります。 今回のサミットを運営する実行委員会の多くの部分を、「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の主催団体である2団体が担わせて頂いています。 それは、一昨年度、昨年度と日本オーガニックコットン協会からオーガニックコットンアワードを受賞させていただいたことが、今回のいわきでの開催の後押しになっているからです。 これまで、歴史的にコットン、綿花栽培とものづくりの伝統が長く息づいている西日本を中心に開催が継続されてきた全国コットンサミット。 東日本大震災後のスタートである私たちの取り組みが、その伝統に太刀打ちできるものではないことは、素人目にも明らかです。 しかし、震災をきっかけとした有機農法での在来種の茶綿栽培からものづくりに至る私たちの取り組みに込められた想いや、そこから生まれ出ようとしている成果を、 改めて地域内外の方々に知っていただく機会として、私たちはこのサミットの開催をいわきで!と希望しました。 そして、本サミットだけではなく、福島県内の各地でのコットン関連の栽培、ものづくり、販売の取り組みを連携して発信する「ふくしまコットンウイーク」の開催や、 首都圏発着でサミット参加に合わせて実施する1泊2日のバスツアー企画、コットンマルシェやワークショップなど、様々な取り組みを盛り込んで、私達なりのコットンサミットが形作られようとしています。...

【2018年4月10日号】 いわき震災通信vol.102

【2018年4月10日号】 いわき震災通信vol.102

皆さま、 新年度が始まりました。 例年なら桜の便りを待ちわびながらの入学式も、滑り込みで満開の桜の中ということになりました。 開催時期を例年なみに設定していた各地の桜まつりは、桜吹雪の中。 そして、先週末には心無い花散らしの雨。 三春の滝桜は開花からわずか数日で満開を迎えたとの報を受けて、先週末にやっと闇夜に浮かぶ満開の幻想的な姿を目にすることができました。何ともせっかちな春です。 昨年度のことにはなりますが、たくさんの皆さまにお力添え頂いたコットンランプシェードが、3月11日「つむぐ、ともす、かなでる ふくしまメモリアルライトアップ2018 in久之浜」というイベントの中で、灯されました。この日灯されたコットンランプシェードは320個。一つ一つが手紡ぎの糸を使って手作りされたものです。 イベント来場者や当日駆けつけてくれたボランティアの方々の手で、稲荷神社とその周辺の防災緑地、そして久之浜地区の商業施設「浜風きらら」の駐車場に設置されました。「浜風きらら」の会議室を会場に催されたクラシック、ゴスペルウクライナ民謡のコンサートの合間に、太陽光を電源とするライトアップがスタートしました。 残念ながら、プロジェクトへの応援寄附などをしてくださった方にお持ち帰り頂くために準備したランプシェードも全てソーラーで…とするには準備が間に合わず、お礼に電池式のランプシェードをお渡しせざるを得ませんでした。ですので、100%自然エネルギーで灯しました!とは言えなくなってしまいましたが、コットンランプシェードだけではボリューム感が乏しくなってしまうところを補おうと、「いわきイルミネーションプロジェクトチーム」がお力添え下さった部分を含め、99%の明かりが太陽光で灯されました。コットンの不揃いな糸の目を漏れて広がる柔らかな光は、眺める人々の心を穏やかにしてくれるようでした。 これまで栽培にお力添え下さった皆さま、様々な機会に糸を紡いで下さった皆さま、当日来場くださった皆さま、改めて心から御礼申し上げます。ありがとうございました。 当日の模様を、いわきサンシャインTVの方が動画でアップして下さいました。 是非ご覧になってみてください。   「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」がスタートして、7回目の栽培がもうすぐ始まります。 昨年の栽培では、夏の長雨と秋の台風に祟られ、前年の収穫を30%近く下回る結果となってしまい、農業の難しさを再確認させられました。その反省をもとに、今年は栽培方法に改良を加えようと準備が進められています。 播種の時期を早めて、できるだけ成長を前倒しさせようというのです。今年の気温の上がり方も身方になってくれているようです。ただ、播種のお手伝いに…とおいでくださるボランティアの方々のタイミングが微妙にずれてしまっていることが、気掛かりではあります。試行錯誤の続く栽培ではありますが、それでも、たくさんの方々とのつながりに支えられて継続できていることに感謝したいと思います。 そうした感謝の思いをきちんとお示しできる機会を持ちたいと、一昨年から始めた都内でのプロジェクト報告会。それを、今年も(平日の日中という設定ではありますが)催せることになりました。併せて、「コットンをさかなに語り合う交流会」も同日夜に開催です。 もし、ご都合が付けば、ご参加を検討頂けませんでしょうか?   ふくしまオーガニックコットンプロジェクト報告会 2018 1.と き   2018年5月10日(木)14:00-17:00 2.ところ   環境パートナーシッププラザ (GEOC)セミナースペース 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F TEL:03-3407-8107/FAX:03-3407-8164...

【2018年3月9日号】 いわき震災通信vol.101

【2018年3月9日号】 いわき震災通信vol.101

皆様、 今朝は、「春嵐」という言葉がふさわしいような強い雨風が窓を打ち付けています。いわき市に大雨、洪水、暴風、波浪の各警報が出されました。早く雨雲レーダー上の雨雲が動いて、太平洋に出てくれるようにと祈るばかりです。でも、これが明後日でなかったことに、感謝しなければなりません。   震災から丸7年目の311、3月11日が目前に迫ってきました。 今回の311は、これまでとはちょっと違ったものになっています。 震災の翌年から始めた「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」のこれまでの歩みの成果として、311当日に一つのイベントを企画しているのです。 地域内外のたくさんの方々に栽培のお手伝いを頂いたコットンを、たくさんの方に糸に紡いでいただき、紡ぎ上がった糸で作ったコットンランプシェードを自然エネルギーで灯します。 「つむぐ、ともす、かなでる ふくしまメモリアルライトアップ2018 in久之浜」というイベント名です。 「つむぐ」の部分、綿繰りをして、チャルカで紡ぐという作業に関わってくださった方の数は、500名を超え、これまで出来上がったランプシェードの数は、当初の目標200個の1.5倍である300個をクリアしました。 イベント会場でたまたまお会いしたことがきっかけで、たくさんの糸を紡ぎあげてくださった方や、糸紡ぎのサークルのグループとして紡ぎ手に名乗りを上げてくださった方々、「紡ぐのは苦手だけれど、綿繰りなら…」と、綿繰り作業を買って出てくださった方、等々…。 本当に様々な場所で、様々な立場で、様々な暮らしを営む方々が、福島に思いを寄せてくださったことで出来上がったランプシェードたちです。 そして、このランプシェードをつないで希望の明かりを「ともす」のは、当日来場してくださった方々ということになります。 「かなでる」の部分では、クラシックライブ、ゴスペル、ウクライナの歌姫カテリーナさんと、素敵な響きを届けていただけることになっています。 天気予報によると、この雨が収まれば当日は雨の心配は無いとのこと。雨の後には風が吹くと、地域の方たちが言っておられました。風対策をしながら、当日を迎えたいと思います。 もし、お近くにおいででしたら覗いてみてください。   つむぐ・ともす・かなでる ふくしまメモリアルライトアップ in 久之浜 と き:2018年3月11日 15:00―20:00 ところ:いわき市久之浜町コミュニティ商業施設 浜風きらら及び稲荷神社周辺 参加費:無料(カンパへのお力添えを下さった方には、希望の明かりをお持ち帰りいただくことにしています) 【福島県 ふるさとふくしま交流・相談支援事業】  ...

【2018年1月3日号】 いわき震災通信vol.100

【2018年1月3日号】 いわき震災通信vol.100

皆さま、 明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 この通信が100号を迎えました。 2011年3月の東日本大震災発災直後、いわき市の状況を知っていただきたいとの思いで発信し始めたこの通信。 新たな年の幕開けに合わせて100号という大きな節目を迎えられたことに、感謝したいと思います。 これも、「配信不要」と仰らずに受け取ってくださった皆さまのおかげです。 ありがとうございました。   この通信にまつわる嬉しい再会が、昨年末に偶然ありました。 発災後間もない時期に、私は国際交流関係で以前からお世話になっていた方から、二つのことをするようにとの助言を頂きました。 「現状の記録を残すこと。情報の発信をすること。これらがいずれ必ず役に立ちますから。」 そして、それに加えて「外から入ってくる支援の団体(国際協力関係の団体)はいずれ出ていきます。寄付者への説明責任の範囲で動かざるを得ないからです。その時地元に残るのはローカルの団体だけです。」とのアドバイスもいただきました。 これらの言葉を受けて、私はデジカメを手に現場に立ち、この震災通信をそれまで名刺交換をさせていただいた方々に向けて発信し続けました。 そして、外部からの支援の波が引いていくのを見守りながら、被災者・避難者支援事業の中に組織として留まり続けようとしてきました。 その後お会いすることのなかったその方との再会でした。   2011年3月21日に送られた最初の号の締めくくりにはこうあります。 「こうして徐々に日常の生活に戻っていくとき、一番怖いのはいわきに対する風評被害だと思います。ネット上ではいわきに対する誤った情報が飛び交っています。放射能汚染が原因でこどもや老人が死んでいくような状況は決してありません。心に一抹の不安を抱いていることは否定できませんが、それでもいわきのためにと懸命に働いている多くの仲間がいることを是非皆様に知っていただき、誤解を解くお手伝いをお願いできればと思います。」 随分と昔のような気がしますが、残ってしまった課題がないわけではないことを思い出させられます。   ザ・ピープルがFAAVO磐城国で行って参りましたクラウドファンディングに多大なご支援を賜り、ありがとうございました。 新活動拠点整備のための資金調達に対して、目標額を大きく上回るご支援をいただくことができました。 この場を借りて心から御礼申し上げます。...