【2019年6月27日号】 いわき震災通信(ピープル&おてんとだより)vol.5

【2019年6月27日号】 いわき震災通信(ピープル&おてんとだより)vol.5

ぴーぷる&おてんとだより vol.5 です。
今日配信させていただきました。
FBで繋がっている皆様にも共有させてください。長文ですが、お許しください。

【2019年6月27日号】
皆様、
今年の梅雨は、異例ずくめ。
西日本では、これまでになく遅い梅雨入り直後、大雨の予報とか。いわきでは、今日も青空が広がっています。
先日の山形での地震で被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。ブルーシートで壊れた屋根を覆う映像を目にすると、東日本大震災直後の状況が思い出され、一日でも早くこのブルーシートが外せる日が来ることを祈らずにはいられません。

ところで、皆様のお近くに、日本で学ぼうとおいでになっている留学生の方はおられませんでしょうか?
いらっしゃるようでしたら、ぜひお力添えをお願いしたいと思っていることがあります。
ザ・ピープルでは、地球環境基金の助成事業として、昨年度実施した全国コットンサミットでの経験に基づき、福島県浜通りエリアの現状を知っていただくと共に、「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の取り組みに参加いただき、その目指すところを知っていただく機会の一つとして、「留学生のための福島浜通りを知るエクスカーション」を計画しています。
8月1・2日の1泊2日。新宿駅西口工学院前発着です。
8月1日は、朝7:00新宿を出発し、天ぷらバス(廃食用油をBDFとして活用する環境配慮型のバス)でいわき市まで来て「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の栽培現場で農作業を体験いただきます。
そして、常磐湯本温泉に宿泊します。夜は地元の大学生との交流も予定しています。
2日は、いわき市から双葉郡内を北上しながら、地元ガイドに地域の状況を案内してもらいます。
昼食は南相馬市の農家民泊のお母さんたちの手料理。
午後には、「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の茶綿手ぬぐいを農家のお母さんたちの手ほどきで藍染する体験も盛り込まれています。
そして20:00には帰京予定です。
参加費は地球環境基金の助成事業ということで、4000円と格安になっています。
(但し、一部追加で自己負担いただくものもあります)
参加の条件は、このエクスカーション終了後にSNSなどで母国語での情報発信をしてくださること。
ぜひ、お近くに興味を持っていただけそうな留学生の方がおられたら、教えて差し上げてください。
FBで情報の拡散をお願いしましたが、なかなか参加者が集まらずにいます。
イベントページはこちらです。
https://www.facebook.com/events/332234104121023/
お力添えをよろしくお願いします。
詳細については、the people the-people@email.plala.or.jpまでお尋ねください。

いわき市に2019年4月に開設した、ソーシャルインクルージョンベース・ALATANA(あらたな)。様々な福祉関係者の結節点になろうとしています。
そのスペースの中で、いつだれkitchenという名のコミュニティキッチンが毎週木曜日に開かれています。運営主体は福祉サービスを手がけるNPO法人 布紗(ふさ)。
地域福祉を支える人々の思いが重なり、お母さんたちの手料理を、誰にでも投げ銭方式で食べてもらえるような場が生み出されています。
この一角に、本会が昨年度から取り組んでいる「フードバンクいわき」の食材を募る、フードドライブの窓口が設けられています。
昨年度から動き出しているフードバンク事業へは、いわき市内のみならず中通りの市町村からも生活困窮者への食品提供の依頼が入っています。
その数は昨年度中で20件を超え、今年度に入ってからも増加の傾向を示しています。
漸く、民間で設けたフードバンクについて、福祉関係者(本会では、直接生活困窮者の方に食品をお渡しすることはせず、相談窓口である福祉関係者からの依頼にお応えする形での提供を行っています)の方々に知っていただけるようになったということで喜んでいる反面、提供できる食品のストックに不安を抱え始めています。
そこで、食品を提供していただけるような機会を少しでも増やそうと、いつだれkitchenの一角でのフードドライブ用ボックス設置をお願いしたのです。
このスペースに入居するNPO法人「明日飛(あすび)子ども自立の里」の皆さんとは、コットン畑でのジョブトレーニング受け入れで、今までも繋がりがあることから、こちらで回収された食品の管理はお願いさせて頂くことになっています。
皆様も、是非食品棚の片隅に眠っている食品があればご提供ください。
なお、賞味期限が1ヶ月以上残っていることが確認できる状態であること、未開封であること、常温で保管できることを条件とさせていただいております。
詳しくは、事務局までお尋ねください。

ザ・ピープルでは、古着リサイクル・「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」・「フードバンクいわき」という3本の柱を持って日々の活動を進めています。
全く異なる種類の活動を組み合わせて進めることは、皆様が想像される通り、決して簡単なことではありません。
ザ・ピープルには、現在スタッフやボランティアとして活動現場に直接携わる会員が50名ほどいます。その会員たちが、各担当としてそれぞれの持ち場をしっかり支えてくれていることで、この活動形態は維持されています。
1990年設立以来、本会が重ねてきた活動年数の中で培われてきた、信頼関係がその活動ベースにあり、その信頼関係の上に、相互の協力体制が構築されているのです。
今、古着リサイクルの現場は、大量に集まってくる古着の仕分け作業が追いつかない状況に追い込まれています。
いわき市小名浜地区内の3箇所の古着倉庫で、古着が姿を消す日は1日たりともありません。
その現状を目にしたコットンチームのメンバーが、農作業の合間を縫って古着の仕分けや搬送作業を行ってくれるようになってきています。
3月の圃場の準備から始まった播種の作業がようやく一段落付いたこの頃、コットンチームメンバーは、古着の山との格闘に参戦してくれているのです。
そのチームと一緒に、皆様にも古着の仕分けのお手伝いをお願いできないかと、イベントを企画しました。
ゴールデンウイークに企画した古着リサイクルのボランティア兼ショッピングイベントの第2回になります。
開催は、6月29日(土)10:00~。本会事務局に集合の上、倉庫に移動します。
昼食と飲み物ご持参の上、ご参加ください。
なお、仕分けの最中お気に召した服を見つけられたら、いわき市規格のゴミ袋に詰め放題1000円でお持ち帰りいただけます。
ぜひ参加をご検討ください。

いつもながら長文で失礼いたしました。

 

吉田恵美子
特定非営利活動法人 ザ・ピープル 理事長
事務局 〒971-8168 福島県いわき市小名浜君ヶ塚町13-6
TEL 0246-52-2511 FAX 0246-92-4298 携帯 090-2881-3107
URL:https://npo-thepeople.com/
小名浜ボランティアセンター センター長
URL:http://onahama-volunteer.jimdo.com/

いわき おてんとSUN 企業組合 代表理事
事務所 〒970-1152 福島県いわき市好間町中好間字川原子作17-1
TEL 0246-80-0662 FAX 0246-85-5978
URL:http://www.iwaki-otentosun.jp/