【2016年10 月21日号】 いわき震災通信vol.92

【2016年10 月21日号】 いわき震災通信vol.92

皆様、

今朝は澄んだ秋空が広がっています。

昨夜からの強い風で、収穫期を迎えたコットンたちが落ちてしまっていないかと若干不安な気持ちになっています。

そのコットン。

今年は、昨年と比較したら1ヶ月は収穫時期が早まっているような気がします。

8月末からチラホラとコットンボールが弾けたとの報告を耳にするようになったのですが、9月半ばを過ぎると一挙に弾け出し、今では11月中に収穫作業が終わってしまうのではないかと心配になるほどの勢いで収穫が進んでいます。

そして、今年の特徴は何といってもコットンの質がこれまでと比べて格段にいいこと。

一つ一つのコットンがフワフワの風合いを持っている、理想的なコットン揃いなのです。

夏の高温がよかった、播種時期を早めたのがよかった、今年から栽培をチームで管理するようになったピープルコットンチームがよく頑張った…。

今年のよかった要因を並べながら、これまでこのプロジェクトにおいでくださったたくさんの方々に、今年のコットン収穫を是非体験していただきたいと思わずにはいられません。

きっと、今年の収穫を生み出してくれているのは、今年のことだけではなくこれまで5年間の積み重ねの成果に違いないと思うからです。

小名浜上神白にあるコットン畑に足を運んでくださった経験のある方は、この通信を受け取ってくださる方の中にも少なくないと思います。

そこは震災前は水田として使用されていた場所で、これまで高畝にして、溝を切って、かなり手を加えながらの栽培を繰り返してきました。

それでも、ほかの圃場と比べると株の育ちはイマイチで、収穫されるコットンも決して褒められる状態ではありませんでした。

その神白の畑で収穫されるコットンも、今年はフワフワです。

「やっとここの土が、自分たちは畑なんだと自覚してくれたんですね」と農家さんと笑いながら話すほど、その収穫は見事なものです。

毎年、私たちのコットン栽培を指導してくださっている新井和夫先生(元農林水産省野菜・茶業試験場盛岡支場庁)が、9月30日に恒例の圃場の巡回指導をしてくださった時にも、「僕はここは無理かなあと内心思っていたんだけれど、素晴らしいよ。揃っているのが立派」と手放しで褒めてくださったほどでした。

5年継続してきたことで、やっと農業としてのコットン栽培のスタートラインに立てたというところなのかもしれません。

 

9月25日、長野県信州高山村で開催された「2016全国コットンサミットin信州高山」にふくしまオーガニックコットンプロジェクトとして参加してきました。実行委員会会長の近藤健一氏とイッセイミヤケ取締役の皆川魔鬼子氏の講演やパネルディスカッション、高山村の中学生達の取り組み発表などを勉強させていただいたほか、私たちのプロジェクトの紹介ブースも出展させていただきました。

当日は、コットンチームのメンバー4名も参加して、全国各地でコットン栽培に取り組んでおられる方々との情報交換に余念がありませんでした。

コットン栽培は西日本中心で、福島県は辺境の地といったイメージがありますが、歴史的には会津木綿の伝統のある土地。

浜通りでも戦前は自家消費用の布団綿にと、コットン栽培を行っていた農家さんがいた土地です。

今回のサミットにも、喜多方市の「棉の里」、福島市や二本松市の「オーガニックコットン福島」と私たちの3団体が出展させていただき、ふくしまのコットンをPRしました。

このサミットのステージイベント最後は、日本オーガニックコットン協会からのオーガニックコットンアワードの表彰式。

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは、大賞を受賞することができました。

栽培から製品化まで、一気通貫で進めてきたプロジェクトの方向性を評価いただいたとのことでした。

これまで応援してくださったたくさんの方々のおかげです。

本当にありがとうございました。

 

その製品化の部分で大きな動きがありました。

いわきおてんとSUN企業組合で進めている「ふくしま潮目」のブランドラインに、新商品が加わりました。

福島を始めとする国産茶綿を5%、アメリカからの白いオーガニックコットン95%で作り上げた、バスタオルです。

しばらく品切れになっていたフェイスタオルと一緒に、出来上がってきました。

ふかふかの風合いはもちろん、エアルームの新しいタグに加え、ブランドシンボルである”潮目の重ね縞”のループタグが付いた仕様になっています。

*SIOMEフェイスタオル:重ね縞ループ付 ¥2,200(税込)

*SIOMEバスタオル ¥4,860(税込)

お歳暮やクリスマスプレゼントにいかがでしょうか?

http://www.iwaki-otentosun.jp/

 

11月18・19日には東京フォーラムで開催されるオーガニックライフスタイルエキスポに出展させていただき、お披露目の予定です。

足を運んでいただけたら嬉しい限りです。

いつもながら、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

吉田恵美子

特定非営利活動法人 ザ・ピープル 理事長

事務局 〒971-8101 福島県いわき市小名浜蛭川南5番地の6

TEL 0246-52-2511 FAX 0246-38-9538 携帯 090-2881-3107

URL: https://npo-thepeople.com/

 

いわき市小名浜地区復興支援ボランティアセンター センター長

事務所 〒971-8164 福島県いわき市小名浜君ヶ塚町13-6

TEL/ FAX 0246-92-4298

http://onahama-volunteer.jimdo.com/

 

いわき おてんとSUN 企業組合 代表理事

事務所 〒970-1152 福島県いわき市好間町中好間字川原子作17-1

TEL 0246-80-0662 FAX 0246-85-5978

http://www.iwaki-otentosun.jp/